Ｊリートとは、投資家から1人最低10万円から資金を集めて、不動産に投資し、その不動産から得られた賃料や売却益を分配できるようにした仕組みを持つ投資信託です。
Ｊリートの中で特化型のリートは、100％オフィスビルのみに投資しているオフィスビル特化型、ショッピングモールなどに投資する商業施設特化型、賃貸マンションやアパートなどに投資している住居特化型、倉庫や物流施設に投資している物流施設特化型、ホテルなどの宿泊施設に投資しているホテル特化型があります。
これらの特化型のリートの中で、人気があり、おすすめしたいのが、物流施設特化型とホテル特化型のJリートです。
物流施設特化型Jリートとは、倉庫や物流施設にのみ投資するリートで、全部で3銘柄あります。
その中で、特におすすめしたい銘柄が、日本プロロジスリート投資法人です。
なぜなら、日本プロロジスリート投資法人はAクラスの物流施設へ重点的に投資していて、テナント企業も、アマゾンジャパンロジスティクス、日立物流、楽天、佐川グローバルロジスティクスなどの有名企業が数多く入っているからです。
また、最近では、楽天、アマゾンなどの通販の利用者が増えており、物流施設の需要は、ますます高まると予測されます。
したがって、日本プロロジスリート投資法人は、今後の成長性が期待できる物流施設特化型Jリートであるといえます。
ホテルに特化したJリート
ホテル特化型Jリートとは、ホテルにのみ投資するリートで、全部で2銘柄あります。
ジャパン・ホテル・リート投資法人も特徴的です。
なぜなら、ジャパン・ホテル・リート投資法人は、オリエンタルホテル東京ベイを有しているからです。
オリエンタルホテル東京ベイは東京ディズニーランドの最寄り駅の近くにあります。
東京ディズニーランドは、世界でも有名な観光スポットであり、現在も注目されていますが、これからもますます注目されるレジャー施設であるといえます。
そして、2020年の東京オリンピックに向けて、今後、日本を訪れる観光客が増えて、宿泊客がますます増えることが予測されます。
したがって、ジャパン・ホテル・リート投資法人は、今後、注目されるホテル特化型Jリートであるといえます。
そして、現在上場予定の段階ですが、今後、注目されるJリートが、ヘルスケアリートです。ヘルスケアリートとは、総資産にヘルスケア施設の占める割合が50％超のリートのことをいいます。
ヘルスケア施設とは、有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などのシニア向け住宅や病院のことをいいます。
これらからの高齢化社会に伴い、ヘルスケアリートは、将来性が期待できるJリートであるといえます。成長産業×不動産リート、という図式は、今後人気も増えてくるでしょう。