政治家の発言

この章では何度も話をしていますが、いまの日本株式の株価は、世界動向と直接つながってるといっても過言ではありません。

このグローバル経済の中では、海外との関係において、政府要人の発言が、今まで以上に株価に影響を与えています。アベノミクスしかり、安倍首相が何を発言するのか、新しい経済政策でどういった趣旨の発言をするのか、非常に注目しているのです。

投資家が政府の政策に賛同する場合には株価が反応しますし、これでは日本の景気回復はまだまだ難しいと判断すれば、企業の業績は良くてもその会社の株価は低迷し続けます。国際社会と日本が密接になった事によって、今まで以上に、政府要人の発言が注目されるようになったのです。どのような景気対策を行うのか、これからものづくり以外のどのような産業を、日本政府が育成し、バックアップできるのか、その発言一つ一つが、繊細に株価に影響を与えるのです。日本国内を見ているだけでは、株価の先行きが予測できないひとつの例として政府の発言をあげてみました。

そして外国人投資家が日本の株式市場の4分の1を握っているので、外国で何か不安なイベントが起きてしまうと、「実際問題として」その投資マネーを引き出さなくてはいけなくなることがおきます。それもまた具体的に株価に影響をあたえる動きとなるのです。

このように経済がグローブバル化することによって、非常に複雑に株価が動くのです。

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