運用コンセプトで重要なこと

運用報告書を見るとベンチマークという表現があることに気づくはずです。ではこのベンチマークとは一体なんでしょうか?
投資信託を購入する際、最も大事なのは費用面だということは、すでに説明をしています。そのつぎに、運用面について大事なものがこのベンチーマークという概念です。

一般的には、市場の平均に比べて、どれくらいの利益が出たか?という点をみていくことになります。ベンチマークとはこの基準を指す単語となります。

国内株式や債権を投資対象とする場合、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)がベンチマークとして利用されます。また、投資対象が海外株式の場合、各国の代表的な株価指数やMSCIの各種インデックスが多く利用されます。

投資信託の運用は、まず最初にベンチマークを上回る成績を狙っているのです。インデックス(市場の平均)を上回らないと投資信託に投資する意味がないからですね。尚、ベンチマークに何をもってくるかは、運用会社によって異なります。

どの指数をベンチマークとするかは目論見書や運用報告書で確認できます。購入前に目論見書や運用報告書を見れば、どういう指標をベンチマークにしているかは事前にわかります。できるだけ、3年ぐらい前からの運用成績を確認して投資信託を選びましょう。

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