株式市場を見る際に、必ず見なければならない一つの指標として、「出来高」があります。
出来高とはその市場においてどれぐらいの取引が活発に行われたか?。という一つの目安です。市場では、無数の売りと買いが瞬間に出され、また消えますが、出来高とは、売りと買いが成立した瞬間、つまり約定した注文の総額をいいます。
一般的な目安として「売買代金2兆円、出来高20億株」というのが取引所の目安といわれています。このベンチマークに比べて、本日の相場がどれぐらいだったのか。それよりも多ければ株式市場は「活性化している」と考えられますし、あまりにもそれ以上に少なければ「冷え込んでいる」という状態といえます。
09年から昨年までの日経平均株価は、1日の値動きの幅は100円くらいでした。この記事を書いている2013年6月現在、1日の値動きは300円400円と非常に幅がでています。これは、出来高の量に比例して、それだけ多く市場参加者が増えたということなのです。
なぜ市場参加者が増えたのかは分からないですが、株価は、上がれば下がるし、下がれば上がるというシンプルなロジックで動いています。
ここ3年ほどの停滞から、そろそろいい加減上昇するということは誰でも知っていました。
株価は生き物ですので、予測は難しいですが、一つきっかけさえあれば一気に上昇するんですね。